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BC北部にあるノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学

ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学(UNBC)は、1990年創立というカナダの中では新しい大学で、プリンス・ジョージという大自然に囲まれた地方都市にあります。カナダでは、小さい大学ながら優れた教育を行っているということで評価されています。

 

 

 

 

 

ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学の基本情報

 

ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学(University of Norther British Columbia)は、プリンス・ジョージというブリティッシュ・コロンビア州の北部では最大規模の都市にあります。

 

プリンス・ジョージは、バンクーバーから800キロほど北上したところにあり、大自然に囲まれた環境にあります。人口は7~8万人ですが、ショッピングモールやレストランなど商業施設も整っています。

 

北部といった表現をしますが、地図上ではブリティッシュコロンビア州の中央下あたりです。さらに北に行っても大きな都市はなく大自然が広がっています。

 

東に向かえば、400キロほどで観光地として有名なジャスパー国立公園に行くことができます。750キロくらい東には、アルバータ大学のあるエドモントンに行けます。

 

ちなみに、オーロラが見えることで観光地としてもよく知られているホワイトホースは、プリンス・ジョージから更に1600キロくらい北にあります。

 

大都市ではなく、カナダの大自然がすぐ近くにある環境で学べる大学です。特に、自然、森林、資源、環境保全、サステイナビリティ、アウトドア・ツアーリズムなどを学ぶのには適しているのではないかと思います。

 

小さな地方都市にある大学のため、学生数は4500人ほどです(2015年度)。大きな大学では数万人単位の学生がいることを思えば、学生数は少ないです。

 

同じ地域に、2年制のカレッジ・オブ・ニューカレドニア(College of New Caledonia)があります。こちらのカレッジから編入学が可能です。

 

 

UNBCの創立から現在までを紹介した動画↓

 

 

 

UNBCの学士と修士コース

 

UNBCは小規模の大学ですので、大きな大学のように数は多くありませんが、大学として一通りの学部や専攻があります。

 

学士コース:人類学、経済学、英語、環境学、ファースト・ネーション学、地理学、国際学、歴史、自然観光学、政治学、行政・社会開発学、女性学、会計学、財務学、商学、人事管理学、国際ビジネス学、マーケティング学、教育学、保健科学、生体医学、生化学、生物学、化学、情報処理学、数学・統計学、資源管理学、物理学、心理学、環境エンジニア学、環境計画学、社会学、看護学、医療学など。

 

修士コース:ビジネス(MBA)、経済学、教育学、英語、ファースト・ネーション学、保健科学、歴史、ウッドデザイン、国際関係学、数学、IT、物理学、資源・環境学、林学、地理学、アウトドアリクリエーション、生物学など。

 

こちらでは、大まかな専攻を記載していますが、一つの学士コース内で更に専門性の高い分野を学ぶコースもあります。

 

ジョイントメジャーとして、地理学と人類学、経済と国際学というようにセットで学ぶことも可能です。また、環境学を学ぶ中で林学や地理学などを選択して学ぶといったように、様々な分野が複合して提供されていることがあります。

 

留学生の授業料は、1単位あたり$620.39になります(2018年度)。1学期に9単位分を選択した場合、$5,583.51になります。授業料に加えて、学生ID、リクリエーション、保険などを合算すると合計で$6,368.90/1学期が必要になります。

 

 

UNBCのキャンパスや授業風景などを紹介した動画↓

 

 

 

自然環境を生かしたコース

 

この大学ならではいうことでは、自然豊かなブリティッシュ・コロンビア州の北部にある土地柄を生かして、自然、環境、資源、エネルギー、サステイナビリティなどに関連した分野を学ぶことができます。

 

こちらの大学は修士や博士号の取得できるコースは少ないですが、資源・環境については、学士から博士号まで学べるというように充実していることからも、その分野に特出している傾向があると思います。

 

環境学をはじめ、環境保全やサステイナビリティなど、大学のキャンパス外では大自然から学んだり、キャンパス内でのエコや資源活用も行われています。

 

アウトドア・レクリエーション&ツアーリズム・マネージメントでは、自然や環境保全に加え、自然ツアーリズムのマネジメントを学ぶことができます。

 

自然が大好きという人にとっては、まさに自然が教科書という環境で学ぶことができるといってもいいかもしれません。

 

カナダ北部地域を学ぶノーザン・スタディは、カナダ北部地域の地理、住民、地域問題などを学ぶコースです。大学のある地域特性を生かしたコースの一つです。

 

修士コースになりますが、ウッドデザイン・エンジニアリングがあり、木材の構造や資源管理をはじめ、ウッドデザインやエコデザイン、木の特性を生かした建築などを学ぶことができます。これも森林の多い地域にある大学ゆえの特徴あるコースでしょう。

 

カナダの北部は未だ手つかずといったような広大な土地があります。そこには森林があり資源が眠っていて、それらをどう保全・活用していくかといった研究もこの大学では行われています。

 

また、その地域に住む人や環境を学び、地域医療を促進させるための医療系学部もあります。Northern Medical Programは、地域医療を学ぶコースで、人口の少ない地域に必要な医療従事者を育てるコースです。ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の協力で行われています。

 

ディサビリティ・マネージメントという、身障者の雇用や雇用環境などのマネージメントを学ぶ修士コースもあります。大学によると修士コースでは、カナダで最初で設置されたもので非常に珍しいコースのようです。

 

 

UNBCのアウトドア・レクリエーション&ツアーリズムの紹介動画↓

 

 

 

地方にある小さい大学の利点

 

小さい大学のため、学生一人一人に目が届くというのが特徴です。多くのクラスで学生数が30人未満だそうです(2018年)。コミカレでは、こういったクラス環境が多いですが、大学では少ないかと思います。

 

大きな大学では、1~2年生の間は100人以上のクラスで学ぶことがあります。熱気があって、大学に来たんだとやる気になる学生がいる一方、人が多い大学が苦手という学生もいます。

 

大きなクラスでは、教授に質問ができなかったりして、講義からおいていかれてしまい落第に繋がることがあります。小さなクラスであれば、質問がしやすいですし、教授が目を配ってくれることもあります。

 

こちらの大学の特徴でもあるリサーチや専門スキルを身につけるコースでは、人数が少ない方が指導が受けやすいでしょう。

 

地方の大学やカレッジに共通して言えることですが、バンクーバーといった大都市と比べると、アパート代が抑えられるなど生活費の利点があります。

 

大自然のある田舎で不便が多いと思われがちですが、この地域では一番大きな都市である上に、輸送のハブ拠点になっているので、空港、ショッピングモール、レストランといったようにお店や施設は整っています。日本と比べてしまうとどこに行っても不便に感じることがありますので、あくまでもカナダの基準です。

 

 

 

入学資格と入学に必要なTOEFLなどの英語力

 

大学への入学条件は、高校卒業と大学基準をパスする英語テスト結果(TOEFLなど)が必要です。

 

英語テストで必要なスコアは下記のとおりです(いずれか一つで可):

 

・TOEFL iBTのスコアが90以上(各セクションのスコアが20以下ではないこと)

・IELTSのスコアが6.5以上(各セクションのスコアが6.0以下ではないこと)

・大学付属の語学コース(ELS)を規定された成績以上で終了すること

 

上記の他に、カナダのコミカレの正規学部で2年間学んだ実績、ブリティッシュ・コロンビア州の教育制度でEnglish 12を70%以上の成績で終了しているなど、様々な方法で英語力証明の提示ができます。

 

こちらの大学の入学英語基準(TOEFL iBTやIELTSのスコア)は、有名大学であるブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)と同等です。

 

これだけの英語スコアを取れる実力があれば、同じ州内では、UBCをはじめ、ビクトリア大学(UVic)の入学英語基準も満たします。地方の小さい大学だからといって楽に入学とはいかないようです。

 

 

 

UNBC付属の語学コース

 

UNBCの語学コースは、1学期は12週間で、English Language Studies(ELS)10/20/30/40/50というように5レベルに分かれています。

 

ELS10:中級下、ELS20:中級ミドル、ELS30:中級上、ELS40:上級、ELS50:最上級(大学準備コース含む)というようなレベルになります。

 

コミカレや語学学校のように初心者コースがなく、中級レベルからスタートしますので、入学にはある程度の英語力が要求されます。入学時のテストでクラス分けが行われます。

 

最上位のELS 50を規定の成績(ABCD評価の成績でC以上)で終えることで、正規学部に入学するための英語基準を満たすことになります。

 

ELS 50は、大学に備える準備コースも兼ねており、プレゼンテーションの練習、レポートの書き方、リサーチの方法、コンピューターの使用などについても学びます。

 

本来、語学コースでは単位はもらえませんが、こちらの大学では単位がもらえます。レベルの低いコースでは1単位(1クレジット)、レベルが上がると3~9単位がもらえます。この単位は、大学卒業に必要な単位に加えることができます。

 

条件付き入学が可能で、英語以外の入学条件を満たしており、英語力が少し足りないといったケースであれば、語学コースでまず学ぶことを条件に正規学部への申込ができます。

 

語学コースに入ってから正規学部入学を検討してもよいのですが、締切日の都合もあり、間に合わないと予定が開いてしまうことがあります。特にELS50から始められる学力があるケースでは、条件付き入学を申請しておけば、語学コースが終わった後、正規学部の移行がスムーズです。

 

語学コースの授業料など、基本的な費用は下記のとおりです。銀行振込やクレジットカードで支払いができます。

 

・申込料:150ドル

・ディポジット:500ドル *これは後で授業料に充填されます 

・ELS10から40まで:3600ドル/1学期

・ELS50:4850ドル/1学期

(※ドル=カナダドル)

 

 

 

宿泊施設

 

ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学には、学生寮が用意されています。学生寮は整っており、食事プランも提供されています。

 

1学期目(2018年度)に必要な費用は下記のとおりです。学期によって全体の日数が違うので、多少料金が異なることがあります。

 

・申込料:25ドル

・ダメージ・ディポジット料:250ドル

・レジデンス・ライフ料:45ドル

・レジデンス・インフラ料:25ドル

・4人部屋(一人用個室、トイレ・バス・キッチン・リビング共用):2379ドル/1学期

・食事プラン:2413ドル/1学期

 

食事プランでは、朝7時から夜11時まで開いているダイニングホールで自由に食事ができます(週末は朝8時から夜10時)。食事プランは、大学での取得単位が60未満(通常、1年生と2年生)の時は購入必須になります。60単位上のある学生はオプションとすることができます。

 

 

学生寮に引っ越す学生たちの動画。これから楽しい新学期が始まるのでしょうね↓

 

 

・その他の宿泊施設

自分で手配できるのであれば、アパートという選択肢もあります。ホームステイもありますが、大学とは関係のない外部団体が運営しています。一応、大学のホームページでリンクは紹介されていますが、大学では一切の責任を負わないとしているので、利用の際には自己責任となります。

 

 

 

プリンス・ジョージへのアクセス

 

大学のあるプリンス・ジョージには、バンクーバー国際空港から直行便があります。航空機であれば、1時間半くらいで行けると思います(航空機や天候による)。航空券はシーズンや航空会社にもよりますが、執筆時では300ドル前後です。

 

バンクーバーからプリンス・ジョージまで800キロ以上ありますので、車では9~10時間くらいかかると思います。北米で有名なグレハンの長距離バスでは12時間くらいかかります。チケットは100ドル前後と航空券の3分の1くらいの価格ですが、バス旅は大変なので、初めて行く際には空の旅をおすすめします。

 

 

 

 

自然豊なのに大気汚染に悩む街

 

プリンス・ジョージは自然豊かなところですが、森林や資源による産業が盛んなため、製紙工場、製材所、石油精製所などからの大気汚染が問題になることがあります。

 

輸送トラックや貨物列車から出る排気ガスや煙、石炭などを積んで運ぶことによる粉塵、舗装されていない道路からあがる砂埃などの問題もあります。

 

ブリティッシュ・コロンビア州の中では、大気汚染で亡くなる人が一番多いという報告もあります。

 

 

 

犯罪の多いプリンス・ジョージ

 

プリンス・ジョージは治安があまりよくないことでも知られています。年々改善していているようですが、一昔前はカナダで一番危険な街とまで言われたこともありました。

 

カナダの有力誌maclean’sによると、プリンス・ジョージは、凶悪犯罪などのランキングで上位に入っています(2015年のデータ)。薬物の流通やそれに絡んだ犯罪も非常に多いようです。(参照:Canada’s most dangerous cities 2016: How safe is your city?

 

カナダの地方都市は、経済格差、労働者の出入り、大都市から流れてくる犯罪者やギャングなどによって犯罪が増加することがあります。プリンス・ジョージだけが危険というわけではありませんが、予備知識として知っておいた方がよいでしょう。

 

一般に、ギャングや薬物に関わる犯罪が多いので、それらに関わらなければ普通に生活できると思います。大学は街外れにあるので、生活に慣れない内は、通学の必要のない学生寮をおすすめしたいと思います。

 

 

プリンス・ジョージを紹介した動画:街並みや住民の生活が紹介されています↓

 

 

 

最後に・・・

 

UNBCは新しい大学で、国外での知名度は低いですが、新しいがゆえに他の大学ではできないような革新的なプロジェクトが色々進んでいます。

 

カナダの雑誌maclean’sによる大学ランキングでは、規模が小さい大学を対象にしたカテゴリーで、2017年度はランキング1位、2018年度は2位に評価されています。

 

ブリティッシュ・コロンビア州には、UBC、ビクトリア大学、サイモンフレーザー大学といった知名度のある大学をはじめ、他にも大学やコミカレが多いので、UNBCも含めて様々な可能性を検討してみてください。

 

 

ノーザンBC(ブリティッシュコロンビア州の北部)で学ぶ学生たちの声を紹介した動画↓

 

 

資料・参照元リンク:

・ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学:https://www.unbc.ca/

・シティ・オブ・プリンス・ジョージ:https://princegeorge.ca/

・カナダ国内線予約Expedia.ca: https://www.expedia.ca/Flights

・カナダバス予約サイトbusbud: https://www.busbud.com/en-ca

・UNBC Photo by RichardBaer

・Maclean’s:http://www.macleans.ca/

 

☆コース概要、スケジュールや費用等は執筆時のもので、以後、変更になる場合があります。最新情報は、大学のホームページにて確認してください。