マイルをためてカナダに行こう

マイレージプログラム カナダ旅行&航空券

カナダはとても美しい国で、一度行くとまたカナダを訪れたくなる方が多いと思います。非常に大きな国なので、短い休暇で色々見て回るのは難しいですから、何度も行きたくなることもあるでしょう。

また、留学でカナダに行くときは、学費などでお金がとてもかかるので、日本に一時帰国したいと思っても、航空券の費用負担が気になってくるでしょう。

そこで、クレジットカードの利用や航空機の利用でマイルのたまるマイレージサービスを利用する方法をご紹介します。マイレージサービスを利用することで、獲得したマイルに応じて特典航空券に交換することができます。

マイルをためることで航空券が無料(手数料別途)で手に入ることになれば、旅行する方にとってはカナダに行きやすく、カナダ留学している方にとっては一時帰国しやすくなるかもしれません。

国内では、JALマイレージバンクとANAマイレージクラブが有名です。海外系では、ユナイテッドマイレージプラスやデルタスカイマイルなどがあります。

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マイル&マイレージとは何?

 

「マイル」はアメリカなどで使われる距離の単位で、ここではポイントと考えると分かりやすいでしょう。

マイレージは走行距離や総マイル数の意味がありますが、マイレージプログラムというように航空会社のポイントサービスの総称のように使われています。

クレジットカードを使ったり、航空機に乗ることでマイル(ポイント)がもらえて、マイルがたまったら特典航空券に交換することができます。

色々なところでマイルをためることができる上、無料で航空券がゲットできることから、海外によく行く、または、旅行好きの方には人気のシステムです。

特典航空券以外にも電子マネーや商品などにも交換できますが、こちらのページでは航空券に交換することを前提にお話しします。

マイルをためる方法

マイルをためる方法ですが、まずはJALマイレージバンクやANAマイレージクラブといったサービスに入会します。クレジットカードとマイレージカードが一体型になったものでは、カードとマイレージサービスに同時入会できるものもあります。

JALマイレージバンクANAマイレージクラブは入会無料で、ホームページで必要事項を入力すれば、後日、会員カードが送られてきます。巷でよくあるポイントカードの一つと考えれば分かりやすいと思います。

JALマイレージバンクは、201512月に会員数が3,000万人に達するほど人気のあるマイレージサービスです。

JALやANAが運営しているマイレージ・サービスですから、当然、それぞれの航空会社を使って旅行することで、その飛行距離に応じてマイルがもらえます。

航空機に乗るだけではなく、提携先でのショッピングやレストランでの食事等でもマイルをためることができるようになっています。提携先の他社でたまったポイントをマイルに交換することも可能です。

もっとマイルをためやすくしてくれるのがJALカードやANAカードです。たとえば、JALカードでは、クレジットカードとJALマイレージバンクカードが一緒になったもので、クレジットカードを使って購入すると自動的にマイルがたまります。

特典航空券(無料航空券)と交換

マイルをためる楽しさは、後から特典航空券と交換できることです。

12,000マイル以上というように一定以上のマイルがたまると特典航空券と交換ができます。行く場所によって必要なマイル数が変わってきますが、カナダに行くには40,000~50,000マイルが必要になってきます。シーズンやセールなどによって、必要なマイル数が異ります。

JALとANAのマイルプログラムでは、ホームページからマイルを使った航空券の予約ができます。シーズンによってすぐに席が埋まってしまうことがあるので、予定が決まっていれば早めに予約した方がよいでしょう。

春や夏など旅行シーズンは航空券が高額になることがあります。ハイシーズンにカナダに行く必要があるときは、マイルが使えると旅費の負担が大きく軽減できます。

JALマイレージバンク or ANAマイレージクラブ

JALでカナダに直接行く際は、成田~バンクーバーというようにマイルが使える区間が限られます。行先によって、カナダの国内便を別途予約するケースでは、割高になってしまうことがあります。

ANAマイレージクラブでは、スターアライアンスに加盟している複数の航空会社の便から選べる利点があります。カナダ行きであれば、ANAの他にエアカナダやユナイテッド航空(アメリカ経由)なども使えます。

東京発でバンクーバーが目的地であれば、JALとANAどちらでも好みに合う方でよいかと思います。カナダ内陸の都市(カルガリーやトロントなど)に行く予定であれば、ANAマイレージクラブの方が選択肢が多くて便利でしょう。

バンクーバー行きに必要なマイル数は?

JALマイレージバンクでは、特典航空券(エコノミー)でバンクーバーに行くのに50,000マイル必要になります。ディスカウントマイルを利用できるときは40,000マイルで、さらにJALカード割引を使えば39,000マイルで行けるときもあります。

ANAマイレージクラブの特典航空券(エコノミー)は、シーズンで異なり、ローシーズン:40,000マイル レギュラーシーズン:50,000マイル ハイシーズン:55,000マイルとなります。

特典航空券はマイルで交換できますが、税金・燃油特別付加運賃といった費用は別途となり支払いが生じます。こういった手数料や費用は、普通に航空券を購入するときにも必要になります。時期にもよりますが、JALは他社より多少高いことがあります。

JALマイレージで特典航空券を予約するときの一画面

JALマイレージ

※特典航空券に必要なマイルは、セールや旅行シーズンなどによって異なります、また、燃油特別付加運賃は、航空会社、シーズンや燃料費の上下で変わってきますので、各ホームページで確認してください。

特典航空券は1年間有効

カナダ留学で航空券を購入する際には、留学目的と期間、就学許可証の有無などによって異なりますが、基本、往復の航空券が必要と考えておいた方がよいでしょう。

往復航空券は帰国の計画を明確にするもので、不法滞在の疑いを晴らしやすい手段の一つと言えます。詳しくは、航空券購入で気をつけることのページを参考にしてください。

格安航空券では、1~3か月有効のチケットが多く、それ以上の期間で有効になるものは高額になる傾向があります。マイレージでは1年間有効の航空券と交換ができるので、長期留学では利用しやすいと思います。

・JAL 特典航空券の有効期限:
http://www.jal.co.jp/jalmile/use/jal/inter/mileage.html

・ANAマイレージ特典航空券の有効期間:
https://contact-jp.ana.co.jp/app/answers/detail/a_id/5308

マイルを日常生活でためる

JALマイルやANAマイルをためる簡単な方法が、それぞれの会社が発行するクレジットカードや提携のクレジットカードを使うことです。

クレジットカードとマイレージサービスが一緒になった一体型のカードであれば、カードを2枚持ち歩くといった不便さがありません。

JALカードでの購入では、基本、200円で1マイルがもらえます。追加サービス加入で100円で1マイル換算にすることができます。

ANAでは、通常は1000円で5マイル、有料のコースでは1000円で10マイルとなります。楽天ANAマイレージカードでは、200円で1マイルというように、ANAは提携クレジットカードが多いのでカードによって内容が異なることがあります。

マイルを簡単に、そして、有効にためるには、クレジットカートとセットになったJALカードやANAカードがオススメです。

マイルが2倍になるサービス

JALカードショッピングマイル・プレミアムのように、カード年会費に3,000円(税別)をプラスすればマイルが2倍になるので、効率よくマイルがたまります(通常は200円で1マイルが、100円で1マイル加算になります)。

ANAカードでは、5マイルコース:1,000円のカード使用で5マイル、そして、10マイルコース:1,000円で10マイルになります。

5マイルコースは無料ですが、10マイルコースは移行手数料6000円(税別)になります。カード利用からマイルへの移行手数料は提携クレジットカードにより一部異なりますが、手数料をプラスすることで倍のマイルがもらえます。

JMB WAONカードでは、WAONの支払いでもJALマイルがたまります。JALカードからWAONへのチャージ(200円で1マイル)とお店でWAONを使って支払う(200円で1マイル)ことで、2回もマイルがたまります(2019年3月31日まで)。

JALの家族プログラムに登録して家族でマイルをためれば、マイルを合算できます。親子でマイルをためれば、二人分のマイルがたまっていきます。ANAカードファミリーマイルでも同様に、家族でマイルを必要な分だけ足しあって特典航空券に替えることができます。

マイルをお得にためる方法は色々あって、調べてみると面白いです。

マイルがたまるクレジットカード

マイルがたまるクレジットカードは多数ありますが、こちらでは定番やベーシックなカードで、年会費があまりかからないものをご紹介します。

JALカード:JALのマイルがためられるクレジットカードです。VISA、MasterCard、JCBから選ぶことができます。家族プログラムに参加すると家族とマイルが合算できます。一般的なクレジットカードと違って、ショッピングポイントが自動的にマイルへ移行されるというようにマイルがためやすくなっています。

ANAカード:ANAマイルがためられるクレジットカードです。ANAは提携のクレジットカードが多く、VISA、MasterCard、JCB、Amexなどから選ぶことができます。ANAはスターアライアンスのメンバーなので、アメリカやカナダなど多くの加盟航空会社の利用でもマイルがたまります。ANAカードファミリーマイルに登録しておけば、家族とマイルの合算ができます。

イオンJMBカード:JALマイルがたまるイオン系のクレジットカードです。年会費は無料なので維持しやすいカードです。JALマイレージバンク(JMB)に電子マネー「WAON」の機能を搭載したJMB WAONと、クレジットカード機能が1枚になったカードです。マイルを使わないときには、WAONのポイントに交換することもできます。

楽天ANAマイレージカード:ANAマイルがたまる楽天カードです。VISA、MasterCard、JCBから選ぶことができます。楽天では通常100円で1ポイントたまりますが、楽天カードの2ポイントを1マイルとして(200円=1マイル)、ANAマイルに自動交換してくれます。楽天スーパーポイント、または、ANAマイルがためられる2つのコースがあり、どちらかを選びます。コースは後から変更することも可能です。

MileagePlusセゾンカード:ユナイテッド航空(UA)のマイルが効率よくたまるセゾンカードです。自動的にマイルへ移行されるので、マイル移行手数料がかかりません。通常は1,000円につき5マイルがたまりますが、年会費とは別にマイルアップメンバーズ(年会費5,000円-税抜)を利用すると1,000円につき10マイル追加されるので、他のマイレージサービスより換算率が高いカードになります。

楽天カードでポイントためて航空券を買う

マイレージプログラムとは異なりますが、楽天カードでためたポイントを使って、航空券を安く購入することができます。

楽天カードの特徴は、クレジットカードの利用でためたポイントが、楽天市場や楽天トラベルといった楽天グループで使うことができることです。

マイレージプログラムでは、必要なマイル数がたまらないと特典航空券と交換できませんが、楽天ポイントは楽天トラベルで割引として使えます。そのため、例えば10万円の航空券を購入するとき、5万ポイントがたまっていれば、5万円分の割引として使えます。

JALマイルをためているとき、JALが飛んでいない地域に行きたいとしたら、せっかくのJALマイルが使えません。または、JALで行けるところまで行って、そこから別の航空券を買ったり陸路(バスや列車など)で移動することになります。

楽天トラベルでは、たくさんの航空会社のチケットから選べるため選択肢が多く、一つの航空会社でチケットが品切れになっていても別の航空会社から選ぶことができます。特典航空券のように、決まった航空会社から選ぶことや座席数の制限がきつくありません。

楽天ANAマイレージカードという、楽天カードとANAマイレージカードが一体になったカードもあります。こちらは、楽天ポイント、または、ANAマイレージのどちらかが選べます。ポイントかマイルかどちらをためるか迷ったら、後からでも切替えられる楽天ANAマイレージカードを試してみてもよいかと思います。

★JALやANAにもマイルとは別にポイントシステムがあります。e JALポイントは、JALマイルをポイントに交換することができるサービスです。同様にANA SKYコインもANAマイルをコインに交換することができます。このポイントやコインは、各社の航空券購入時に使えます。

JALとANAはサービスレベルが高い

カナダに行くときは、カナダ系、アジア系、アメリカ系(アメリカ経由)などの航空会社の利用が可能です。

日本の航空会社に比べると、中国・アメリカ・カナダ系航空会社では、サービスレベルの低さにガッカリしてしまうことが多々あります。

日本人の中には、海外航空会社のサービスレベルの低さに、バカにされた!差別された!などと勘違いしてしまうことがあります。時には、フライトアテンダントや航空会社関係者に怒ったり暴力沙汰になることすらあります。

海外の航空会社と比べるとJALとANAのサービスレベルは優れていると思います。少なくとも日本式のサービスを提供していますので、日本人としては安心感があります。

マイレージサービスの利用に関しても、一見お得なそうな情報に流されないで、何かトラブルがあった時にしっかり対応してくれる会社であるか、また、安心して気持ちよく利用できる航空会社なのかという点からも選んでみてはいかがでしょうか。

★マイルの換算方法やサービスの内容は頻繁に変更がなされます。こちらの内容は2018年のものです。最新の情報は各社のホームページで確認をお願いいたします。

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