カナダでスキー・スノーボードを楽しもう&おすすめのスキー場

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カナダはめちゃくちゃ寒くて、冬はオーロラや犬ぞりしかないようなイメージがあるかもしれませんが、カナダには素晴らしいスキー場がたくさんあります。

スキーやスノーボードの大会では、カナダ出身の選手が常に上位にいるほど、そのレベルが高いことは、ウィンタースポーツに馴染んでいる人ならよくご存知でしょう。

寒いお国柄、アイススケート、ホッケー、クロスカントリー、スノーモービルなども盛んです。

ウィンタースポーツにわざわざカナダまで行く必要はないと思われるかもしれませんが、圧倒的なスケールのスキー場や良質なパウダースノーを求めるならば、カナダまで行く価値はあると思います。

カナダの冬はとても寒く、観光で行くにはそれなりの覚悟がいるかもしれません。日本からカナダに行った人たちで、ファッション優先のスキー&スノボー・ウエアでは寒くて滑るどころではなかったという話をよく聞きます。

動画を見るとカナダのスキー場では、もふもふ状態の厚いウエアを着ている人(特に子どもたち)が結構いるのがわかると思います。

実際、カナダのスキー場ではマイナス10~20度くらいのときが珍しくありません。スキーリフトに乗っているときには風を受けて体感温度はさらに低くなりますので、冬場には相応の準備をした方がよいです。

大きなスキーリゾートでは、5月くらいでも十分な雪があって楽しめます。厳しい冬を避けて、春スキーで訪れる日本人もたくさんいるようです。

スキー場によっては6~7月くらいまで雪が積もっていることがありますが、お客さんがそれほど来ないので、一部を除き4月頃に営業が終了しています。

観光客がたくさん訪れるスキーリゾートは、初級者コースも充実していますので、本格的なスキーヤーやスノーボーダー以外でも、十分に楽しむことができると思います。

冬場は日本からカナダに行く人が少ないので、夏~秋に比べれば、日本からの航空券が安くなるといった利点があります(クリスマス~お正月休み、オーロラツアーなど特殊なものは除く)。

カナダへの行き方は、カナダへはどうやって行きますか?のページをご参照ください。カナダ行きは、成田、羽田、関西から発着があります。

こちらではカナダの有名なスキー場をいくつかご紹介します。

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世界的に有名なウィスラー・ブラッコム・スキー場(ブリティッシュ・コロンビア州)

カナダでは、ウィスラー・ブラッコムが一番有名なスキー場でしょう。世界中からスキーヤーやスノーボーダーがやってくるスキーリゾートです。

元々有名なスキーリゾートですが、2010年にバンクーバー・オリンピックがあり、カナダやウィンタースポーツに興味のなかった人にも、知られる存在になったのではないでしょうか。

ウィスラーは日本人観光客にも人気が高いスキーリゾートです。毎年、楽天トラベルJTBなど大手旅行会社では、ウィスラー行きのスキーツアーがたくさん組まれています。

成田や羽田からの直行便であれば、9時間位でバンクーバーに行くことができます。

スキー場は、標高2000mクラスのウィスラー山とブラッコム山という2つの山からなっており、8171エーカー(33km²)の広さがあります。これだけのスケールで、スキー&スノーボードを楽しむ機会はめったにないでしょうから、一度は訪れたいスキーリゾートであると思います。

ウィスラー

(参照元:ウィスラー・ブラッコム

200以上のコースがありますので、数日間滑っても全く飽きないでしょう。日本と比べるとカナダのスキー場の多くは規制がゆるく、森の中でも自由に滑ることができるので、実際に滑れるコースは更に多いです(ただし、通常のコース外はすべて自己責任)。

ウィスラー山とブラッコム山は、山の中腹辺りを繋ぐゴンドラがあり、双方の山へ行くことができます。ゴンドラが通過する一番高い地点が地上から436mもあります。

通常のスキーエリアだけでも十分すぎるスケールですが、究極のパウダーを求めるならヘリスキーもあります。北米No.1といわれるスキーリゾートとして充実度は素晴らしいものがあります。

ウィスラーはカナダの玄関口であるバンクーバーから、車やバス(空港やダウンタウンからのシャトルバス等)で2時間半位のところにあります。

スキー場の麓にビレッジが整っていて、100以上のホテルやコンドミニアムをはじめ、レストランやスーパーなど一つの街として普通にお店が揃っています。

ビレッジ内のホテルからは徒歩でリフト乗り場に行くことが可能というのも便利です(スキーブーツでの移動はきついことがあります。一部、スキー場まで遠いホテルもあるので要確認)。

海外スキーというと不安が大きいかもしれませんが、ウィスラーは世界的なリゾートであり、日本人の観光客&働いている人も多いことから、初めての海外スキー&スノーボードにおすすめだと思います。

⇩ 初めてのウィスラー ⇩

バンフにある広大なスキー場、サンシャイン・ビレッジ(アルバータ州)

サンシャイン・ビレッジ・スキー場は、カナダの観光地として特に有名なバンフ国立公園内にあります。

3つの山からなるスキー場は広大で、いつ行っても外すことは無いと言われるくらい積雪が多いです。

8人乗りのゴンドラで20分位かけてスキー場のベース地点まで行くようになっており、それだけでもかなり奥地で標高の高いところにあることがわかります。

下記にあるのはサンシャインビレッジのスキー場マップです。かなり広いです。

サンシャインビレッジ

(参照元:サンシャインビレッジスキー場

サンシャインビレッジは、上記スキーエリア図の範囲だけに留まりません。更に、ルックアウト山とゴーツアイ山という2700~2800m級の山も含まれます(下記スキーエリア図参照)。

半端ないスケールで、コースマップを見るだけでワクワクしてしまう人がきっといるでしょう。

ルックアウト

ゴーツアイ

 (参照元:サンシャインビレッジスキー場

サンシャインビレッジは、観光の街として有名なバンフ(Banff)から15kmほどの場所にあります。バンフへの玄関口となるカルガリー国際空港からは車で2時間くらいです。

カナダのバンクーバーへ行く便は大阪・名古屋・東京(成田・羽田)から複数出ていますので、バンクーバー経由でカルガリーへ行くことは難しくありません。また、シーズンにもよるかもしれませんが、成田-カルガリーというように直行便もあります。

バンフから近いので、スキーシーズンにはシャトルバスが巡回しています。1時間に1本くらいのスケージュールで、バンフにあるホテルやロッジなど数カ所から乗り降りすることができます。

私がカナダに住んでいた時は、このサンシャインビレッジをベースにしていました。

このスキー場に通っている小学生キッズたちとひょんな事から仲良くなったのですが、彼らは崖や渓谷に平然と突っ込んでいくので、初めは怖くて全くついていけなかったことを思い出します。

コース外でも自己責任で自由に滑られるのですが、自分たちの実力では入ってはいけないところはしっかり把握しながら、自然を自由に楽しんでいるスタイルがとても新鮮に映りました。

何キロも続く渓谷は自然のハーフパイプ状態で、そんなところを楽しそうにクルクル回りながら滑っている・・・こんな環境で子供の頃から滑っていたら、将来、どんなレベルに達するんだろう・・・末恐ろしかったです^^。

日本からトレーニングに来ていた上級者やプロと呼ばれるようなスノーボーダー達に会ったことがありますが、素人目には、ここで常に滑っているカナダの小中学生グループの方が全然うまいんじゃないかと思ったものです。

★動画が見れない時は、Ski & Snowboard Banff, Canadaでご覧ください。

アルバータ州は、ロッキー山脈が南北に横断しており、半端ない山々が延々と続いています。

バンフ周辺には、サンシャインビレッジの他に、レイクイーズマウント・ノーケイという有名なスキー場が2つもあります。もう少し離れると、ナキスカ・スキー場(カルガリーオリンピックの際にアルペンスキー競技が行われた)があり、この辺りはスキー施設が充実しています。

有名スキーヤーを輩出しているレッド・マウンテン(ブリティッシュ・コロンビア州)

レッド・マウンテンは、ロスランドというカナダの片田舎にあるスキー場です。

友人がここをベースにしており、私も時々行くスキー場です。日本からこのスキー場へ行くのは楽ではありませんが、ウィスラーのように日本人観光客が集まるスキーリゾート以外も面白いと思うのでご紹介します。

ロスランドにはトンガリ屋根の可愛い家が多くて、これは積雪が多いところだ=パウダースノーが期待できると思わせてくれます。

レッドマウンテンは、カナダで非常に有名なスキー選手であるナンシー・グリーンさん(オリンピック金メダリスト)が、子供の頃からトレーニングしていたスキー場としても知られています。

レッドマウンテン

(参照元:レッド・マウンテン

車以外ではアクセスが不便で、海外から行く観光地としてはいまいちです。ロスランドは小さい街なので、滞在する際には大規模なスキーリゾートと比べると不便なことが多いでしょう。逆にそれが良いと思える人には向いているかもしれません。

日本からはバンクーバー国際空港経由でキャッスルガー空港に行き、そこからレンタカーやシャトルバスでロスランドへ向かう方法があります。ロスランドからレッドマウンテンへは、無料のシャトルバスがあります(ロスランド観光参照)。

アメリカの国境から近いので、アメリカから訪れる人も多いです。アメリカのスポケーン空港(ワシントン州)から、レンタカーやバスで3時間程度でロスランドへ行くことができます(国境では入国審査があります)。

スキー場としては非常に評価が高く、カナダやアメリカの有名なスキーヤーやボーダーもやってきます。プロ・スノーボーダーのDVDなども、このスキー場で撮影を行うことがあります。

いわゆる地方のスキー場ですが、オリンピッククラスの優れたスキー選手やプロ・スノーボーダーを複数輩出しています。こんな田舎で?と不思議がる人もいますが、ローカルの人達と滑ってみるとレベルの高さを実感できるかもしれません。

上級者コースが結構多いですし、初級者コース以外は自然に任せてほったらかしという印象があり(木々の間引きなどはされている)、私にとっては「自然の中を自由に滑る」という難しさと楽しさを教えてくれたところです。

(レッドマウンテンの動画)

レッド・マウンテンを始め、カナダにはメジャーな観光地にはなっていなくても、素晴らしいコンディションのスキー場がいくつもあります。

自然豊かな国で、ロッキー山脈をはじめ標高の高い山々があり、積雪が多いので、良質なパウダースノーを求めてやってくる人たちがたくさんいます。

レベルの高いローカルのスキーヤーやボーダーと滑りたいと思ったら、大規模リゾート以外のスキー場もいいかもしれません。

ローカルの人達は彼ら自身気がついていないのかもしれませんが、レベルがものすごく高いことがあります。でも、彼らにしてみると単に自分たちの滑りを楽しんでいるだけで、それを鼻にかけたり自慢気に滑ったりしないところがいいです。

カナダの地方都市では、都市部に比べて遊ぶところがなかったり、日本の子供たちのように塾に毎日通うといったことがないので、幼い頃から毎日のようにスキー場に行って遊んでいる子どもたちが結構います。当然ですが、年に数回しかスキー・スノボーに行かない人たちとは圧倒的に違うレベルです。

地方のスキー場では、メジャーな観光スキーリゾートとは少し違って、ローカルだけのルールがあったりします。それを無視したり、危険に繋がる行為があるとマジで怒ってきます。

華麗に森の中を滑っているように見えても、一定のルールがあって、実は下準備をしっかりしていたり、仲間内の誰かが見張り役をするなどの安全対策をしていたりします。

まずは遠目に見て、ローカルのルールやマナーを知りましょう。スキー場のスキー・スノボースクールに参加してみると、レッスンを受けられるだけでなく、そのスキー場のルールが分かったりして滑りやすくなると思います。

日本とは違うルールで運営されていたり、規模が大きく、寒さも桁違いといったことがありますので、十分な準備とリサーチをしてカナダのスキー・スノーボードを楽しんでください。

おすすめのカナダスキー場リスト:
ウィスラー・ブラッコム 
サンシャイン・ビレッジ 
レイクイーズ 
レッド・マウンテン 
ファーニー・アルパイン・リゾート 
ビック・ホワイト 
レベルストーク

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