TOEFLの点数が全然取れない!何から始めればいいの?

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TOEFLやIELTSの勉強を始めたものの、全然分からなくて、撃沈してしまっていることはありませんか?

TOEFLの模擬テストをやってみたけど、全然分からない・・・これでは留学は絶対無理!と半分諦めかけているような状態であれば、英語の基礎が足りないかもしれません。

何をどう学べばいいか分からない、何から始めればいいか分からないというときは、基本的なものから始めてみることをおすすめします。

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小学校のテキストから英語の基礎を学ぶ

基本から英語を学ぶといっても、中学校で使っていた文法の本で、復習するといったことではありません。小学生の本です。

小学生といっても、日本の小学生ではなくて、アメリカやカナダの小学生レベルから学ぶということです。

小学生?と驚かれるかもしれませんが、ここはプライドを捨てて、小学校レベルの教科書から学ぶことから始めた方が、実力アップが早いことがあります。

英語の基礎がないとは言われたくない?

中学~高校と英語を学んできて、英語の基礎が足りない?そんなはずはないと思われるかもしれませんが、多くの学生が学んできたのは日本独特の受験英語です。

日本の高校や大学に入るための英語で、アメリカやカナダの学校で教えられている英語と比べるとかなり特殊になります。

留学に際しては、受験英語ではなく、北米の学校で学ばれている実際に使える英語力が必要です。

試しに、アマゾンなどでアメリカの小学生高学年~中学生レベルの歴史や科学の教科書を手に入れて読んでみてください。大きな図書館であれば、児童教育用にその種の本を置いてあることがあります。

語学学校の中級以下のクラスに入るレベルであれば、北米の中学生レベルの本を読むことは難しいと思います。

カナダの学校は、英語(日本で言うところの国語)はもちろん、数学、科学、歴史、社会といった教科を学びます。私たち日本人から見れば、すべて英語の授業をやっているようなものです。各分野を学ぶだけでなく、それらを通じて英語の基礎も固めているわけです。

カナダの大学に行こうと思ったら、小学校から高校まで英語を学んでいる現地の学生と同じようなレベルにまで英語力を高めなければなりません。詰め込み学習で何とかなるレベルではなく、しっかりとした英語の基礎がないと大変になるでしょう。

語学学校でも使っている小中学生レベルの教科書

語学学校に入って、レベルの低いクラスからスタートするときは、小学校レベルのテキストを使っていると思います。大人の語学学習用に作られているテキストもありますが、レベル的に小学生が習う英語というのは変わりません。

小学生レベルの本とはいえ、テキストを渡されたときは、読めない、または、読んで理解するのにものすごい時間がかかる人が多いのが現実だと思います。

小学生の教科書がしっかり理解できないのに、大学入学に必要なTOEFLといった英語テストを受けようとしても土台無理な話です。語学コースでは、小学生レベルからスタートして、クラスのレベルが上がれば、中学生~高校生レベルまで学んでいきます。

TOEFLのような英語試験対策では、出題傾向をある程度覚えれば、何とかなることもありますが、それでは本当の英語力が身につかないことがあります。

出題傾向をとらえて試験である程度は点数を上げたとしても、大学やコミカレに通うことを考えたら、テストを通過するだけでは意味がありません。

小手先の技術で大学に入学しても、実際の授業についていけないと簡単に落第してしまいます。落第してしまったら、ランク下の大学やコミカレに転校したり、語学コースへ逆戻りということもあります。

英検から始める留学準備

英語が苦手というときには、小中学生レベルの教材からじっくり学んでいく方法が、実力が身につきやすいことがあると思います。

TOEFLで挫折してしまったという場合は、英検の4~5級から受験してみてはどうでしょう。

英検は、日本英語検定協会が運営しているので、基本、案内は日本語になります。TOEFLのようにすべて英語ではありませんので、英語試験の初心者には受けやすい形態です。

5級は中学初級程度、4級は中学中級程度、3級は中学卒業程度のレベルとなっていますので、実力の足りないところを確認しながら、ステップアップしていくことができます。

料金は、TOEFLが1回253ドル(1ドル110円として27830円)のところ、英検5級は2500円で、級が上がるごとに徐々に料金が上がりますが、準一級でも6900円です。TOEFLと比べたら、受験しやすい料金でしょう。

TOEFLは試験会場が限られるため、都市部以外からは交通費もかかりますし、そう何回も受けられないかもしれません。

英検は、1級の受験を除き、全国各地(約230都市・400会場)で受験することができます。団体申込みをしているところでは、通っている高校や塾などで受験できるケースもあります。

推薦・AO入試で、外部検定として英検を採用している日本の大学が多く、日本の受験でも使えます。

海外の大学では英検はマイナーですが、英検の結果(通常、準一級以上)を認めてくれるところが一部ありますので、実力を得られる他にも、活用方法によって無駄になることはないと思います。

カナダで英検が認められている大学を一部紹介します(日本英語検定協会サイト参照/執筆時)。

フレーザーバレー大学

マキュワン大学

トンプソン・リバーズ大学

プリンス・エドワード・アイランド大学

→ 海外で英検が認められている大学やカレッジを調べる

英検が認められるとリストに出ていても、すべての学部で認められるわけではなく、一部の学部、1~2年制のディプロマコース、資格取得コースに限るというケースがあります。また、大学への正規入学ではなく、語学コースのクラス分けにおいて採用されるケースもあります(例えば準一級で語学コースのレベル3に該当するなど)。

過去に英検が認められていたものの、認められなくなっている大学もあります。最新の情報は、各大学のサイトで、English Language Proficiency Requirementsを確認してください。または、EIKENまたはSTEP(英検の団体略称:The Society for Testing English Proficiency)で検索してください。

親子で学んでいたら、親も英語が上達した!

昨今は、幼い子供に英語教育を受けさせている家庭が増えています。親が幼い子供に英語を教える過程で、一緒に子供の本を読んでいたら、英語で知らないことがたくさんあったというのはよく聞く話です。

中学・高校と散々学んだと思っていた英語でも、実際には週何時間という区切りで学んでいるだけなので、アメリカやカナダで生活をしていることに比べたら、それほど多くの英語を知っているわけではありません。

親子英会話に通っている人が増えていて、子供のために通っていたものが、意外に親も英語が上達して喜んでいるというケースがあるそうです。

元々は子供に英語を習わせたくて通っていたものが、一緒に参加している親が、英語への苦手意識がなくなったという人もいます。これは、基本が身について、英語を吸収しやすい下地ができたということかもしれません。

こども英会話の先生の発音がキレイなわけ

日本人で英会話の先生をしている方の中では、子供に教えている先生たちの方が、大人に難しい英語を教えている人たちよりも、発音がきれいなことが多いと感じます。

もちろん、先生によってはレベルは違いますし、大手の在宅ティーチャー・カリキュラムなどに沿って単に教えるだけでは、それほど上達することはないかもしれません。

しかし、熱心に指導している先生は、子供に教えるために基本的な単語を丁寧に何度も発話するトレーニングをしていて、留学経験がそれほどなくても、英会話レベルでは、とてもきれいな発音で話すことができる方がいます。

きれいに発音できれば、スピーキングレベルが上がります。そして、リスニング力もアップします。すべてにおいて、基本が大切ということですね。

基礎から学ぶのは恥ずかしいことではない

小中学生のテキストから学ぶというのは、決して恥ずかしいことではありません。

私が語学コースからスタートしたときも、小中学生レベルの教科書から学びました。講師は元小学校の先生で、クラスに入ってくると、「皆さん元気~、さあ、はじめましょうね~」と学生を幼い子ども扱いで、落胆が大きくて、机に頭をぶつけたくなったものです^^。でも、そこにいることが、当時、自分の実力だったのです。

今までの日本の英語教育が、世界とマッチしていないガラパゴス状態ゆえに、散々、学校で英語を学んでも、英語を自由に話せる人が少ないと思えば、自分を余り責める必要はないと思います。

昨今、日本の学校ではスピーキングが重要視されるようになってきているため、これはまずいと思った英語の先生たちが、夏休みなどを利用してアメリカやカナダの語学コースに参加して学んでいるそうです。

学校で英語を教えている教師ですら、こんな状態なわけですから、生徒が同じような境遇に落ちても仕方ないでしょう。

もちろん、いつまでも学校教育の責任と言っているわけにはいきません。どこかで、最初から学びなおさなければならないわけですから、それは早いに越したことはありません。

あなたの能力が低いから英語が苦手なのではない

英語ができない、英語が苦手と思い込んでいても、決して、あなたの能力が低いわけではないと思います。

英語が苦手というより、学校での教えられ方が悪かったという人も多いはずです。もし、努力が足りなかったのであれば、その分、今から時間を費やして学んでいけばいいでしょう。

日本語が話せるようになるには、様々な訓練があります。子供のころに絵本を読んだり、読書感想文を書いたり、書取りで漢字を覚えたりしたはずです。テレビから流れてくる音楽や言葉をマネして、日常の中で発話のレッスンもしていたはずです。

日本語だから自然に身についたように思うことがあるかもしれませんが、決してそんな簡単なことではないと思います。

英語も同じようなステップで学んでいけば、大学やコミカレに入学できる英語力は得られます。TOEFLやIELTSで躓いたとしても、そこで留学を諦めないで、基本から学んで少しずつ進んでいってみてはどうでしょうか。

もし、留学する日が迫っていて、のんびり学んでいる時間はない、TOEFLの学習は外せないと思うのであれば、それらと並行して、英語の基本となる教材も学んでみてください。学びの発見がたくさんあって、今までつまらなかった英語が面白いと言えることが、きっと増えてくると思いますよ。

子供の英語教材で楽しく学ぶことができます↓

参考教材:

アメリカの参考書 5冊セット 

ペンがおしゃべり! えいご絵じてん プレミアムセット

英語の基礎を作るOxford Reading Tree トランクパックA

ドリル式 アメリカの小学校教科書で英語力をきたえる

アメリカの中学教科書で英語を学ぶ―ジュニア・ハイのテキストから英語が見えてくる

English Grammar in Use

国内でも英語が必要になってくる日が迫っている

アジア圏の国々に比べて、日本人の英語能力が低いと言われることがあります。

アジアの国々は、英語圏の植民地であった歴史があったり、国力が弱く外国に頼らないと成り立たないところも多いです。そのため、経済や教育の分野で、英語が必要になっているケースが多々あります。

日本は特別な国で、ほとんどの方が英語を話せなくても問題なく生活できます。

しかし、他のアジア圏の国々と同様、国力が弱くなってくれば、外国に頼る必要に迫られて、共通言語として英語が必要になってくる時代がくるかもしれません。

近年、1年間に何百万人という外国人観光客が日本に来るようになり、何十万人もの外国人労働者が日本で働く時代になっています。今まで外国人はほとんどいなかったような地方でも、たくさんの外国人を見るようになっています。

留学する・しないに関わらず、英語が必要になる時代が日本にもやってくると予測するなら、そのときに備えて、基本から英語を学んでみてはいかがでしょうか。

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