大学やコミカレに馴染めない理由の一つに、規模や学生数が大きく影響していることがあります。このため、ランキングや評判だけで留学先を決めないで、自分の性格や順応性も考慮に入れて、大学やコミカレ選びを考えてみてください。
小さい大学は親しみやすい
規模が小さな大学やカレッジの利点は、親しみやすく、友人が作りやすくてアットホーム的な雰囲気が結構あります。
各教科のクラス人数もそれほど多くないので、顔なじみの学生や教授がいて安心できるものです。
不利な点としては、規模が小さいと学べる教科の選択肢が少なく、学びたいことが十分学べないことがあります。
学生数が少なければ当然予算も少ないので、施設が十分ではなく、図書館の蔵書が少なかったり、リサーチや研究に必要な機材や施設が十分ではないケースもあります。
小さくても施設や教授が充実している私立大学がありますが、個人の負担が大きくなるため、授業料などがかなり高額になるケースが多いです。
夏には学生が極端に減ることから大学やカレッジが休校になってしまうことがあり、留学生としては夏休みの2~3か月を無駄に過ごしてしまうことがあります。
大きな大学では学ぶ環境が整っている
大きな大学では、設備が充実しており、図書館や研究ラボといった学ぶ環境が整っていることが多いです。
たくさんの教授陣を抱え、学べるコースも豊富なので自分の勉強したいことをより突き詰めていける可能性が高いです。
夏休み期間にも多くのコースが用意され、年間を通して通うことができるので、留学生としては、丸々4年間かけるのではなく早く卒業することが可能です。
大きな大学の欠点としては、学生数が膨大になるため、1~2年のクラスでは1クラスが100人以上といったように規模が大きく、友達が作りにくく孤独な学生生活を送ってしまう学生もいます。
クラスの規模が大きくなると、教授は一生徒へさける時間が極端に少なくなるので、学生としては分からないことがあっても質問がなかなかできなかったりして、単位を落としてしまうことがあります。
学習環境に馴染めないときには、大学に入ったものの、1~2年で退学したり、転校していく学生もいます。
自分の性格や必要性にあった学校や大学を選ぶ
教育機関の大きさが、必ずしも「教育の質」に関係しているとは言えず、大きい大学だから良い、小さから悪いとは単純にいえません。
選択肢の豊富な大きな大学を選ぶのものよいでしょうし、少数精鋭のように小さくても優秀な大学を選ぶのもよいでしょう。
こういったことは、個人の積極性や順応性によるところが大きいので、自分の性格的にはどんなところが向いているのだろう?としっかり考えてみてください。
カレッジや大学に馴染めないことで勉学に集中できない学生がたくさんいる現状を考慮すると、名声や評判だけで留学先を決めないで、自分の性格や順応性も考慮に入れて留学先を検討することも大切だと思います。
自分の好みとカレッジや大学の特徴を調べて、それに適合するような留学先を探してみましょう。