カナダは比較的安全とはいえ、日本ほど安全ではないのでお金を持ち歩くときは注意が必要です。
カナダに行くときには、現金、海外専用プリペイドカード、クレジットカードなどがあると便利です。
現金は余りたくさん持っていると危険なので、そのあたりも考慮して用意してください。ホテルなど高額な支払いは、海外専用プリペイドカードやクレジットカードで支払うのがおすすめです。
以下、それぞれのご利用方法についてご案内します。
外貨を購入する(現金を用意する)
カナダに行く前には、予めカナダドルを少し購入(両替)しておいた方がよいと思います。渡航予定にもよりますが、私は100~200ドルくらいをカナダドルに両替して持っていくようにしています。
カナダドルは、空港などの両替所、外貨宅配、銀行・郵便局などで購入できます。詳しくは、海外旅行に行く前に外貨を購入するをご参照ください。
一番手軽なのは、出発前に日本の空港にある両替所で、日本円をカナダドルに替えてもらう方法でしょう。空港での両替はレートがあまりよくないと言われるので、ある程度まとめて現金が必要は場合は、外貨宅配を利用した方がお得なことがあります。
カナダのバンクーバー国際空港やトロント国際空港などでも両替所があります。海外では日本のお札のみ使用できる場合がほとんどですので、現地で両替をする際にはお札を用意しておきましょう。
日本とカナダでどちらで両替した方がレートがお得かといった話になることがあります。
人によってカナダの方がレートがいいとか、日本の方がお得というように言われますが、為替レートは常に変わっていてその時々で一概にはいえないと思います(リアルタイム為替レート参照。
日本を出るときとカナダに着いたときでは、10時間前後が経過しているわけですから、当然レートが変わっており、どちらで両替した方がお得かというのは手数料を含めても難しい判断になることがあります。
どこでも両替できるわけではないので、日本とカナダどちらかに限定するのではなく、日本で少し両替して、カナダでも両替するくらいの予定にしておいた方が安心ではないかと思います。
もっと細かく言えば街中の両替所の方が、空港の両替所よりレートがよいことが多いです。ただ、現地に着いてその両替所を探す手間や閉店していた場合なども考慮すると、小額でもよいので両替できるところでしておいた方が、現金が全く手元に無いよりはましだと思います。
高額な現金を持ち歩くのは危険なので、それらは下記に紹介する別の方法を用意した方がよいでしょう。
海外専用プリペイドカードを用意する
カナダではアメリカと同様、クレジットカードやデビッドカードが良く使われます。カレッジ・大学の書店やカフェなどでもこれらのカードが使えることが多いので、現金を余り持ち歩かなくても平気です。
カナダに持っていくカードでオススメの一つは、海外で使えるプリペイドカードです。
オススメの理由は入手が簡単なこと、そして、預けたお金の範囲内で、海外のATMからお金を下ろしたり、クレジットカードとして使うことができるからです。
通常、審査不要なので、クレジットカードのように申込み際して面倒な審査が無いのが特徴です。
クレジットカードでは定職がないと審査落ちしてしまうことがありますが、プリペイドカードはそういった心配がありません。
VISAまたはMasterCardのマークが付いていて、クレジットカードのように使うことができるので、高校生でも持てるクレジットカードと呼ばれることもあります。もちろん、高校生以上でも申込みができます。
日本の銀行などを通してカナダドル紙幣を入手しようとすると手数料が結構かかります。
海外で使えるプリペイドカードであれば、カナダに着いてから現地の銀行やショッピングモールなどにあるATMからカナダドルを引き出せて、しかも日本でカナダドルを入手するより手数料が安くてすみます。
カナダドルがチャージできる海外専用プリペイドカード
海外専用プリペイドカードは様々な種類がありますが、キャッシュパスポートやはカナダドルをチャージしておくことができる特徴があります。
Sony Bank WALLET(ソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード)は、外貨口座を使うことでカナダドルを預けておくことができ、そこからカナダで使った分が引き落とされます。
一般の海外プリペイドカードは、日本円を預けておいてその金額の範囲で海外で使うことができます。そして、使った時点の為替レートが適用されて口座から引かれます。
キャッシュパスポートやSony Bank WALLETは、カナダドルを預けておくことができるので、為替レートのよいときを選んでカナダドルに両替したり、旅行積立のように月々分散して入金する(預ける)ことも可能です。
ちなみに、クレジットカードは海外で何かを購入した時点の為替レートで日本円に換算して請求されますので、予め為替レートがよいときに両替しておくことはできません。
詳しくは、カナダ旅行とカナダ留学におすすめのプリペイドカードのページをご参照ください。
為替とかよく分からないし面倒というときは、日本円でチャージ(日本の指定口座にコンビニのATMやネットから振込または入金)しておけば、海外で使ったときに、現地通貨のレートや手数料を計算して引き落とされますので大丈夫です。
銀行が発行するデビッドカード/キャッシュカード
Sony Bank WALLET(ソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード)をはじめ、楽天銀行やPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)が発行するデビッドカードは、銀行のキャッシュカードとクレジットカードの機能を持ちます。また、海外のATMも利用できます。
これらの銀行系デビットカードは、国内と海外でも使えるので、海外と日本を行き来するのであれば便利でしょう。詳しくは、海外で日本のキャッシュカードを使うのページをご参照ください。
銀行発行のデビッドカード/キャッシュカードを持ち歩く際には、全財産がその銀行口座にあるとカードを紛失した際のショックや不安は大きいと思います。
銀行のカードは、海外専用プリペイドカードやクレジットカードと比べて海外でのサポートが余り充実しているとはいえないことがあります(例えば、盗難時の保証や海外専用のフリーダイアルがあるかなど)。
紛失したときや盗難にあったときを考えて、一日に引き出せる金額を予め設定したり、旅行で使わない預金は別の口座に移しておいた方が安心でしょう。
機能豊富なクレジットカード
海外ではクレジットカードがあると非常に便利です。大きな支払いは現金を使わないで、クレジットカードで支払うのが海外では安全な支払い方法です。
カレッジや大学の授業料支払いを始め、スーパーやカフェなど様々なところでクレジットカード類が普通に使われています。
クレジットカードは色々な種類がありますので、どれにするか迷うときは留学・海外渡航のためのクレジットカード選びも参考にしてください。
海外旅行に適したクレジットカードであれば、海外旅行傷害保険が付帯していたり、海外でのアシスタントサービスがあったりと海外での強い見方です。
一般に、ホテルのチェックインやレンタカーを借りるときなどは、クレジットカードの提示を求められます。ホテルやレンタカーは高額な支払いになることがありますので、保証金代わりにクレジットカードの与信枠を確保されたりするためです。
日本の大学/短大/専門学校に通っている方は、JALカード やANA JCBカードなどに在学中は年会費が無料になる学生用クレジットカードがあります。
海外と日本を往復することが多くなるとマイルをためられるクレジットカードも利用価値が高いでしょう。
高校を卒業してすぐ留学する場合などは、本人がクレジットカードを申込むことは難しいので、家族会員カード(親の持っているクレジットカードの追加サービス)で、クレジットカードを発行してもらう方法があります。
最低2枚のプリペイドカードやクレジットカードを用意する
カナダのATMで時々聞くトラブルが、現金を引き出そうとしたのに、現金は出てこないし、カードも出てこなくなったということがあります。
日本ほど徹底的にメインテナンスされていないためなのか、ATMによっては動作が不安定な端末があります。地元の人達はよく知っているので、そういったATMは避けています。
当然、初めて行く人にとってはそんなことは知る由もなく、空いているから使おうということになるのですが、そこで、カードが飲み込まれてしまう(カードが出てこない)ことがあります。
ATMを使用する際には、英語の操作方法に慣れていなくて、何回も誤った操作をしたり、暗証番号を間違えてしまうことがあります。こういったときは、いたずらや盗難されたカードが試されていると判断されて、カードがATMに没収されるような形になることがあるそうです。
また、操作画面に集中していて、カードが出てきたのに気が付かないことがあります。カードが出てきたら、すぐにカードを取り出さないと取り忘れと判断されて(盗難防止のためでもある)、ATMがカードを没収してしまうことがあります。
カードがATMに飲み込まれてしまって、その1枚しか現金を引き出せるカードを持っていないとしたら、その後の活動に大きな不安を抱えることになると思います。
こういった突発的なトラブルに備えて、現金を引き出す海外用プリペイドカードやクレジットカードは、最低でも2枚は用意しておいた方がよいでしょう。
ATM利用時のトラブルに備えて
海外のATMでのトラブルに備えて、可能であれば、銀行にあるATMを利用した方が安心です。何かトラブルがあっても、営業時間内であれば、銀行員にすぐ助けを求めることができます。必要であれば、ATMの技術者を呼んでもらうことができると思います。
次の選択肢としては、ショッピングモールや大きなスーパーマーケットの中にあるATMでしょう。できるだけメジャーな場所にあるATMを利用した方が無難です。廃れたコンビニにあるようなATMは、少々不安があります。
ATMでトラブルがあったときは、カード発行元にも連絡をしましょう。カードが出てこないといったトラブルでは、万が一に備えて、現金の引き出しができないようにしてもらうことが必要なときもあります。
ATMは24時間利用可のものがたくさんありますが、夜にトラブルに巻き込まれてしまうと困ったことになります。電話での緊急連絡は基本24時間対応であると思いますが、翌日の営業時間(9時以降~)にならないと修理担当者に対応してもらえないことがあります。
ATMの前で朝まで待っているわけにはいきませんし、夜間、ATMの周りでウロウロして危険な事態に巻き込まれる可能性もゼロではありません。
いつでも使えて便利なATMではありますが、できるだけ日中の営業時間内に使用されることをおすすめします。また、慣れない内は、街から街へ移動途中での利用は控えた方がよいかもしれません。
航空機やバスの乗換えで、ちょっと時間ができたので現金を引き出しておこうと思ったものの、トラブルにあってしまったら、旅行日程を変更するなど不便なことにもなりかねません。
ATMでのトラブルは非常に稀なことではありますが、日本に比べたらその確率は高いと思います。こういったリスクを考えて現金をたくさん持っている人もいますが、盗難にあったり強盗に襲われるといった危険性もあります。
旅行では、どこを訪れてどこに泊まるかといったことだけではなく、計画的にお金を引き出すことも考慮に入れておいた方がよいと思います。
カナダでは一回に引き出せる金額が各ATMで異なることがあり、1回に300~1000ドルまでといった制限があります。
自分の持っているプリペイドカードやディビッドカードなどの残高が十分あるのに、必要な額が下ろせないので故障やトラブルと誤解されてしまうケースがあります。これは、ATMで設定された金額以上引き出せないというシステム上のことです。
ホームステイの支払いに1000ドル必要なのに、ATMでは1回に500ドルまでしか引き出せないといったときには、2回に分けて引き出す必要があります。
海外でのお金の管理は慎重に
海外に行くと自分以外に頼れる人がいない状態で、盗難や危険な目に遭うことがあるかもしれません。そんな中で、お金の管理はとても大切です。
日本では現金主義なところがありますが、カナダやアメリカではクレジットカードやデビッドカードがよく利用されています。
近年は日本でもカード決済やQRコード決済などが増えていますが、海外では日本人は現金をたくさん持って旅行することが一部知られていて、空港やショッピングモールなど混雑した場所でスリや置引きに遭うことがあります。
財布や鞄が盗まれる可能性があることを前提に、高額な現金は持たず、クレジットカードやプリペイドカードを利用した方が安全です。
自分が被害を受けないようにすることはもちろんですが、いざというときに備えて、現金は必要な分だけ持つ、一つのバックや財布に全財産を入れない、クレジットカードやプリペイドカードは1枚だけに頼らないといった対策は最低限必要でしょう。
色々な可能性を考えて、海外へのお金の持って行き方、そして、安全に配慮したお金の管理と使い方を十分検討してください。