カナダには広大で美しい自然があり観光地として人気がありますが、留学先としても魅力な点がたくさんあります。
ロッキー山脈やナイガラの滝は、カナダの代表的な観光地ですが、その他にも数え切れないほど美しい景色を見ることができます。
夏は、大自然の中でキャンプを楽しんだり、冬は、広大なスキー場で、スキーやスノーボードを楽しだりすることができます。
都市に住んでいても、少し郊外に出ると広大な自然があり、本当に自然の近くで生活しているのだと実感させられずにはいられません。
大自然ばかりが強調され、先進国であってもそれほど国際的に発展していない国をイメージしてしまう人がいますが、バンクーバーやトロントなどは、観光だけではなく北米の代表的な商業都市としての魅力もあります。
少し内陸にある都市カルガリーなどは、豊富な資源をもつアルバータ州の都市として目覚しい発展を続けており、留学生も増えています。
カナダの都市の多くは、アメリカの国境からそう遠くないところに位置しており、アメリカとの関係も密接です。
教育分野では、各大学での研究も優れており、教育水準は世界の国々に認められています。
世界ランキングでみても上位にランクインする大学が複数あります。
アメリカや日本に比べると大学数は少ないですが、日本の有名大学より上位に位置される大学もあるほど優れています。
また、英国の伝統を継ぎ、アメリカの影響の多いカナダは、国際標準語としての英語を学ぶのに最適な場所と言われることもあります。
長年の間、移民を受け入れているカナダでは、第二言語としての英語の教育法に力を入れているため、大学の語学コースなどでは、レベルの高い教育を受けることが出来ると思います。
留学に必要とされる学生ビザですが、６ヶ月未満の短期留学では、就学許可証をカナダ大使館に申請することなく留学できます。
アメリカ留学では、学生ビザの申請に大使館での面接があるなど手続きが複雑化しているため、アメリカ留学と比べるとカナダの簡潔なシステムが人気の一要因となっています（一部例外もありますのでカナダ大使館HPで確認してください）。
カナダ留学の魅力の一つに費用の安さも上げられると思います。
地域や大学にもよりますので一概には言えませんが、カナダ留学費用は、一般に日本の私立大学やアメリカの大学に通うより割安になるケースが多いと思います。
2006年4月に発表されましたが、留学生のキャンパス外就労が許可されるようになりました。
語学留学などでは許可されませんが、大学の正規学部へ通っているような留学生には、大学の外でアルバイトをする機会が与えられます。
すでにオーストラリアではこういった制度があり、留学先として人気を得ている一つの理由にもなっています。
カナダの経済研究者や政府の見解では、留学生がカナダで使うお金の額は非常に大きく、カナダ経済への潤いは見過ごせないレベルにきているそうです。
こういった事情から、アメリカに比べるとカナダの留学生受入れ体制は劣っている印象がありましたが、様々な面で改善される傾向にあると感じます。
安全に関してですが、アメリカでは、日本人学生が犯罪の被害者になることが多く、日本でもよくニュースになっています。
全く安全とはいえませんし、個人の行動にもよりますが、アメリカと比べれば、カナダの方が比較的安全な国と言えると思います。
大自然や教育レベルの高さ、そして費用の割安感だけでなく、高い生活水準と治安の良さを維持しているカナダは、留学先としてもっと評価されてもいいかもしれません。
