英語圏への高校留学の利点は、年齢的に早い段階で英語を習うことでよりナチュラルな英語が身につきやすいこと、また、海外で学ぶことで自立性が強くなることがあげられます。
日本では中学・高校と6年間も英語を学んでいながら、全く英語を話せない学生ばかりいることが問題になって、何年もの間、文部科学省や教育委員会などが議論を重ねています。
英語を学び始める年齢を小学生にしても、外国人の先生をアシスタントに迎えても、実際に英語を使う環境にいなければ、なかなか身につかないのが現状でしょう。
日本では高校卒業後や社会人になってから留学する方が多いですが、きれいな英語(発音)を身につけることができるのはとても少数です。
サッカーを子供頃からやっている人と、大人になってから始めた人ではその力の差は歴然ですね。
大人になって始めてもそれなりに上手くはなれますが、子供から始めている方はとてもナチュラルにドリブルしたりサッカーボールを蹴ることができます。
この例えがぴんとくるか分かりませんが、サッカー以外にも水泳、マラソン、ピアノ、ダンスなど、大人になって趣味で始めたけど、どう頑張っても幼いころからやっている人にはかなわないといった経験をされたことはないでしょうか。
これは単純に練習してきた年数が異なることもありますが、年齢が低いほど順応性があって、英語でいえば、言葉をものすごく覚えやすい時期に自然に身につけてしまったという事実もあるでしょう。
このように、年齢的に早い段階で海外に行くほど英語の習得は容易になります。
もちろん、個人差はありますので断言はできませんが、より幼い内または若い年齢で海外に行くことは、英語を習得するという意味では効果があります。
早くに親元を離れることには賛否両論ありますが、日本でも高校で寮生活を行って自立や積極性を養おうとする教育方針をとっているところがあります。
留学に限っていえば、若いうちに海外へ出て、国際交流をすることは、日本以外の国や人々を理解する貴重な体験を得ることができ、国際感覚を身につけ、物怖じしない心を養うことができると思います。
現在はよりグローバルな社会へ進んでおり、早い年齢から海外へどんどん出て行くことができる留学環境が整ってきていることは大きなチャンスかもしれません。
私は高校卒業後に留学しましたので、高校から留学していた人たちに出会ったときはとても羨ましく思えました。
大学卒業後や20代後半や30代以上の人達からは、私でも早い段階で留学したことになるので羨ましがれることはありましたが、ある意味、早い年齢で留学すればするほど羨ましがられるという状況でした。
英語を話すということに関しては、高校から留学していた人たちは全然レベルが上で、彼らはとても自然な英語が身についていました。私がカレッジの語学コースで学んでも、全く縮まらない大差にがっくりしたものです。
年齢的に早くから学んでいることもありますが、高校という環境がカレッジや大学などとは違った英語上達の場を与えてくれていたのだと思います(もちろん、大変さもあったと思います)。
高校留学の理想を書きましたが、個人の努力や忍耐等によって成果は大きく変わってきます。高校留学のデメリットも重ねて読んだ上で、高校留学を検討してください。
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