カナダからアメリカの大学へ編入する

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カナダからアメリカの大学へ編入する


カナダの語学留学は非常に人気があります。一つの理由としては、アメリカ留学と比べて、留学しやすい環境であるからだろうと思います。

 

でも、大学留学となると多くの日本人学生はアメリカを目指します。

 

 

アメリカの大学

Photo by Cindy Shebley

 

 

カナダ語学留学の利点として、生活するのに比較的安全であること、6ヶ月未満の留学では学生ビザの手続きなくカナダに行けるといったことがまず上げられるでしょう。

 

留学費用は、学校や住むところにもよりますので一概にはいえませんが、カナダの方が安いというの一般的な見方でしょう。

 

しかし、大学留学となるとアメリカの方が人気は高いです。また、日本で成功している人たちの多くが、アメリカの大学を出ているということは珍しくなくなってきています。

 

こちらでは、カナダからアメリカの大学へ編入することについてご案内します。

 

 

 

なぜ、多くの日本人学生はアメリカの大学を目指すのか?

 

カナダが好きな人、アメリカが好きな人、色々な好みや考えがあっていいと思います。

 

ただ、大学留学と将来の就職を考えたとき、アメリカの大学の多くは世界的によく知られていて、日本でも知名度が高くメリットが多いことは見逃せないでしょう。

 

残念ながら、カナダの大学は、日本では余り知られていないといっても言い過ぎではないと思います。同じ北米に位置して英語圏の大学ながら、デメリットを考慮しなければならないことがあります。

 

こういった現状を考えれば、日本人学生がアメリカを目指すというのは当然のことかもしれません。

 

アメリカでは優秀な学生が世界から集っていて、レベルの高い競い合いになり、更に優秀な卒業生が輩出されます。

 

カナダ人でも、予算的に余裕さえあれば、アメリカに留学したいという学生はたくさんいます。実際に、多くの優秀なカナダ人学生はアメリカで学んでいます。

 

 

 

アイビーリーグなど有名な大学ではなく、一般的な州立大学でも名前だけは聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。

 

その背景には、アメリカの映画やドラマをはじめ、アメリカの話題を取り上げるメディアの影響も大きいと思います。

 

カリフォルニアやニューヨークといった日本人にも人気の州では、ドラマや映画がたくさん撮影されており、ストーリーの過程で地元の大学が多数できてきます。

 

日々のニュースを見ていても、様々な発明や開発を行う優秀な研究機関として、また、難しい治療を行う医療機関としても、アメリカの大学がたくさん取り上げられています。

 

留学に興味がなくても、アメリカの大学名をなんとなく聞いたことがあるというのは、日々、こういったアメリカ発のニュースに接していることもあるでしょう。

 

 

 

アメリカがたくさんの留学生を受入れてきた経緯から、アメリカの大学を卒業した日本人がたくさんいて、身近に情報が入ってくる状況もあると思います。

 

例えば、テレビでよく観るニュースキャスターやジャーナリスト、ビジネス界でもアメリカ留学経験者で成功している人は多数います。

 

アメリカの大学に通って成功した人たちの話を聞くと、「やっぱり成功するにはアメリカだ!」と思う人は多いのではないでしょうか。

 

大学とは異なりますが、俳優や歌手の方が、歌やダンスなどを習うためにアメリカに短期留学することがあります。エンターテイメントの世界ではアメリカは憧れの存在で、ちょっとアメリカを経験してくると箔が付いて一時的に評価が上がることがあります。

 

 

 

カナダの大学の認知度

 

同じ入学基準の大学があったとしたら、カナダの余り知られていない大学とアメリカのよく名前の知られた大学、どちらを選ばれるでしょうか。

 

カナダの大学より、ニューヨーク、カリフォルニア、ワシントンといった名前がついた大学の方が、日本人には印象がよいということは否めないと思います。

 

名前を出して比べることは余りよくないかもしれませんが、アルバータ大学とカリフォルニア大学ではその認知度に大きく差があります。国は異なりますが、いずれも州立の大学です。

 

日本に住んでいる一般の人は、アルバータ大学という名前を聞いたことがほとんどないと思いますが、カナダではランキング上位の有名大学です。学部にもよりますが、留学生はそう簡単には入学できない大学です。

 

このように、いくらカナダで有名大学と評されていても、日本では無名扱いになってしまう厳しい一面があります。

 

 

アメリカの大学では留学生を受入れている歴史が長く、日本人の卒業生もたくさんいます。就職の際には、自分と同じ大学を出た先輩などがいるということは、自分が評価されやすいことがあるでしょう。

 

自分でビジネスをする際には、名の知れた大学名を出すことは時として有利になります。アメリカの大学名は、肩書きに乗せると自然と評価されやすいです。

 

カナダの場合は、カナダ留学がどういったものなのか、一から説明しなければならないことがあります。極端な話、カナダは人が住むのが大変な雪国で、特徴といえば、オーロラと犬ぞりくらいしか知らない人もいます。

 

知り合いの方で、「カナダで有名な○○大学卒」といったプロフィールをホームページ等に載せて、仕事をしている人がいます。

 

普通は、○○大学卒で十分なのですが、日本では余り知られていないので、自分で「有名」と言うしかない。確かにカナダではトップスクールですが、日本では余りインパクトがないのがちょっと悲しい。

 

大学名で就職先がよくなったり、優遇されるという考えは必ずしも正しいものではありませんが、留学先をブランド化できるとしたら、カナダとアメリカでは、やはりアメリカの方が評価されやすい現実があります。

 

 

 

カナダからアメリカの大学へ編入する

 

カナダとアメリカで留学してみたいと思うのなら、カナダからアメリカに編入学する制度、そして、メリットやデメリットを知っておいた方がよいでしょう。

 

ちなみに、カナダからアメリカの大学に申込むことは、日本からアメリカの大学に申込むのと基本的に変わりません。カナダは陸続きの国ですが、アメリカからすれば外国に変わりはありません。

 

カナダでは英語で授業がなされているという点から(一部、フランス語もあり)、成績や単位によっては、エッセイの提出が免除されたり、大学で入学後に実施される英語や数学の試験を免除されることがあります(あくまでも大学の判断によります)。

 

カナダで語学コースを終了している、または、大学の1~2年生で選択する英語を終えている場合でも、TOEFLやIELTSといった英語テストの提出は、原則、必須となります。

 

アメリカ留学の手続きについては、留学の窓口を参照してください。

 

学生ビザについては、9.11テロ以降、申請手続の変更やチェックの厳しさから自国での申請が奨励されているようです。基本的に日本にあるアメリカ大使館や領事館で申請されることをお勧めしますが、状況は変っていきますので詳しくは申請時に大使館で確認してください。

 

 

 

カナダからの編入で有利なアメリカの州

 

アメリカとカナダの国境に接している州では、国は異なっても大学やカレッジからの受入れに積極的です。

 

カナダから申込むといって、アメリカ側で特に優遇されるわけではありませんが、英語圏で授業を受けてきた評価があったり、近隣の州(ワシントン州やミシガン州など)では受入れに積極的な大学も一部あります。

 

例えば、ブリティッシュ・コロンビア州からワシントン州へ、オンタリオ州からミシガン州へ留学するカナダ人がたくさんいるため、アメリカの大学でも受入れに慣れているようです。

 

編入に際する単位の移行についても、比較的問題が少なく受付けてくれることが多いと思います。ただ、レベルの高い大学への編入する際は、カナダのコミカレで取得した単位が、内容や授業時間数などから過小評価されることもあります。

 

 

 

カナダからアメリカの大学編入の注意点

 

カナダからアメリカへ編入する際に気をつける点としては、申込時期、入学枠、編入基準がまず上げられます。

 

まず、申込時期ですが、どの大学でも国外からの申込みは通常より締切が早いです。アメリカの隣国、カナダにいるから大丈夫と考えてしまいそうですが、他国へ申込むという感覚を持って早目の対応をしてください。

 

翌年の9月から入学予定であれば、基本、前年末までに申込を完了している必要があるでしょう。大学によってはもう少し遅くても大丈夫なことがありますが、学生ビザの申請や引越しなども考慮して早めに手続をしておいた方がよいでしょう。

 

アメリカの大学では、先着順で入学審査をしていくことが多いので、申込が遅くなればなるほど入学枠が無くなっていくことがあります。

 

 

アメリカでは入学枠の区分として、基本的に「州内、州外、国外」という3つの枠があります。

 

多くの大学(特に州立大学)では、州内にいる学生の入学枠が一番大きく優先されます。次に入学枠が多いのが、州外(アメリカ全土)からの申込みです。

 

国外からの申込みは、上記の二つに比べてとても小さいのが一般的です。大学によってこの入学枠は異なりますが、全体の数パーセントから10パーセント辺りが多いと思います。

 

例えば、州内の学生枠(州内で学んでいる留学生も含む)が70%、アメリカの他州からの入学枠は25%、他国からの入学枠5%といった感じになります。

 

こういった入学枠を見ていただくと、アメリカ国外からの申込みがいかに厳しいか分かりやすでしょう。カナダも、アメリカ国外からの申込みになりますので少ない枠内での競争になります。

 

大学によってこの入学枠は異なりますので一概には言えませんが、大学のホームページに統計として掲載されていることがありますので、申込みの際には調べておくとよいでしょう。

 

 

編入に際しては、それまで得た単位の総合平均が大切になってきます。


各大学によって基準が上下しますが、4段階評価であれば平均が2.85以上でなければ編入を受付ないといった基準があります。これをクリアしていないと申込しても落とされるでしょう。

 

編入学を考えているのであれば、成績をある程度高い位置でキープしておかないと最低限の基準をクリアできないことになってしまいます。

 

 

 

カナダとアメリカの大学単位の違い

 

カナダとアメリカは同じ英語圏で、教育制度も似ています。しかし、大学の単位交換となると必ずしもすべてが認められれるとは限りません。

 

単に認めてもらえない科目があったり、一教科3単位であるところを授業内容や時間数を検討した結果、2.5単位が妥当というように減らされることもあります。

 

単位を認めてもらう事に関して、大学によっては交渉の余地があります。また、編入先の大学からも資料を求められることがあります。

 

このようなケースに備えて、カレッジで授業を受けた際のテスト、提出エッセイ、シラバス(授業内容や概要)、使用した教材名等の控えを保管しておくことをお勧めします。

 

市販されている教材ではなく、教授が独自に作っているような教材は処分せずに取っておけば、単位交渉で参考資料として提出できるかもしれません。

 

ちなみに、日本の短大・大学からアメリカの大学へ編入しようしたとき、英語やそれに関連する単位が認められないことがあります。日本の短大、または大学の1~2年で選択する英語は、アメリカの大学レベルではないと評価されることがあるためです。

 

 

 

1~2割は編入単位として認められない?

 

カナダのコミュニティーカレッジからカナダ国内の大学へ行こうと考えた場合、コミュニティーカレッジで用意された「大学編入コース」に沿って教科を選んでいけば大丈夫でしょう。

 

しかし、アメリカへの編入を考えた際、カナダの大学編入コースの中には、アメリカの大学では認められないような教科も含まれています。これらの中には、単位が簡単に取れるような体育や音楽、美術やコンピュータの基礎実習などもあります。

 

こういったコースは、州内で編入する人たちには、単位の稼げる楽なコースですが、アメリカの大学によっては認めてもらない可能性があります。

 

事前に、アメリカの大学からカタログ(教科内容等が記載されている大学ガイド)を取寄せ、編入単位として認めてもらえるような教科だけを選択する方法ことで、ある程度は無駄を防げることがあります。

 

ただ、同じような教科でも、授業時間数が異なったり、使う教材が違ったり、教える教授によっても内容が異なったものになってしまう場合もあり仕方ないものかもしれません。

 

直接提携のない大学に行くというのは、単位をどれだけ認めてもらえるかは確実な話ではありません。1~2割程度は認められない可能性があることを予め理解しておいた方がよいでしょう。

 

 

 

語学学校はカナダ、大学はアメリカ?

 

授業料の安いカナダでできるだけ単位を稼いでアメリカの大学へ編入しようと考える方もいると思いますが、なかなか思うようには行かないと思います。

 

節約の目的でわざわざカナダに寄り道をすることは、大学卒業への遠回りになってしまう可能性があります。

 

たとえ、アメリカの希望大学へすぐ入学できなくても、その大学の近隣コミュニティーカレッジなどへ入学しておくことが、その大学への近道になることがあります。また、コミュニティーカレッジであれば、大学より費用負担が少なくすみます。

 

アメリカのコミュニティーカレッジの活用方法は、コミュニティー・カレッジの利点と欠点を参考にしてください。

 

 

 

私の周りでは、カナダの大学になかなか入学できなくて、結局、コミュニティーカレッジを卒業して留学を終了していった人たちが何人もいました。アメリカ留学していたなら、そこそこの州立大学に行けたと思います。

 

そこで、もしカナダとアメリカの双方へ留学したいと考えるのであれば、個人的なお勧めは、語学コースはカナダで学んで、その後、アメリカへ渡るという方法です。コミュニティーカレッジの正規学部で少し学んでもよいかもしれません。

 

カナダでは語学コースが厳しいところが多く、大学入学を目的とした語学コース終了を目標にしてしまうと軽く1年以上かかってしまうことがあります。アメリカでは、コミュニティーカレッジや大学のレベルにもよりますが、半年から1年くらいで終了できると思います。

 

そこで、期限をきっちり決めて、自分の決めた期限以降は何があってもアメリカに行くという計画を立てることをお勧めします。

 

必要以上の間カナダに滞在すると、なかなか大学へ進めないことになり、大学卒業の予定がコミカレ卒に終わる可能性があります。ズルズルとカナダで時間を過ごしてしまうより、時には早めの決断が必要なことがあるでしょう。

 

友人の中には、カナダの大学に行って、大学院はアメリカに行った人がいましたが、そこまで長期で学生生活が送れる余裕があれば、そういった選択もあるでしょう。

 

 

 

アメリカ留学からカナダ留学

 

逆のケースで、アメリカ留学からカナダ留学へ切り替える日本人留学生というのは余り聞きません。

 

アメリカ留学をしている日本人学生が、カナダに魅力を感じる点は、カナダの大学に日本人が少ないこと、学費が安いことなどが上げられると思います。

 

カナダの大学は、アメリカに比べれば、数が非常に少なく留学生枠も小さいので必然的に競争率が高くなってしまいます。一般にアメリカの同レベルの大学に入学するより厳しいといわれています。

 

そのため、カナダの大学に行く実力があれば、アメリカで有名な大学を目指した方が将来的にも有望ではないかと思われます。

 

アメリカの大学に通っていた私の友人も、カナダの大学に行きたいと考えていましたが、結局、TOEFLなど英語基準をクリアできず断念していました。

 

研究課題によってはカナダで学ぶ方が適しているというケースがあるかもしれませんが、無理してアメリカの大学からカナダへ編入する利点は少ないように感じます。

 

とても個人的な意見ですが、学生としてはアメリカの方が生活しやすかったです。

 

理由は様々ありますが、大きな要因の一つは、アメリカの大学の多くは、カナダより長い間たくさんの留学生を受入れてきた歴史があることです。

 

特に西海岸や東海岸にある大学(カリフォルニア州やニューヨーク州など)は、たくさんの留学生を受け入れてきた経験から、受入態勢がカナダより整っていて、留学生にとって学びやすい環境&サポート体制がとられているところが多いと感じます。

 

 

 

あなたが選ぶのは、カナダ or アメリカ?

 

日本にはアメリカ留学をきっかけにして成功している人がたくさんいることは周知の事実であると思います。成功している方々の経歴を見ると、そこにはアメリカ留学の軌跡があることは珍しくありません。

 

成功者を生み出す何かがアメリカにあることは間違いないでしょう。

 

エンターテイメント、ファッション、スポーツ、新しいアイディアや新製品の数々など、一般に日本人はアメリカに憧れがありますし、日本企業はアメリカとの取引も多く強い繋がりがあることは十分理解しておく必要があります。

 

カナダの大学は、アメリカに比べて費用が安い&日本人が少ないといったような上辺だけを考えて留学したとき、将来の選択を狭くしてしまうかもしれないことは十分考慮しておいた方がよいでしょう。

 

 

 

カナダ留学をする日本人の数はアメリカ留学のそれに比べれば少なく、今後に期待すべきかもしれません。

 

カナダでしか学べない学科もありますし、今後、カナダの大学から優秀な日本人学生が多く排出されれば、その認知度も将来大きく変わることも考えられます。

 

その先駆者になろうと、カナダの大学で学ばれることも素晴らしいことであると思います。

 

現実問題として、アメリカでは州立大学であっても留学費用が高額になることが多く、それならカナダで学ぼうと考える学生が増えてくることは理解できます。カナダやアメリカなど海外で就職することを考えれば、日本での知名度は気にする必要はなくなるでしょう。

 

カナダ留学には様々な魅力がたくさんありますが、ここではそれらを省いてアメリカへ編入することをテーマにご案内しました。「カナダからアメリカへ」の一つの意見として、参考にしていただければと思います。

 

 

 

 



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